某運送会社WEBサイト構築

札幌市を拠点に産業廃棄物の収集運搬・処理を一貫して手掛ける、某運送会社のコーポレートサイトを構築しました。
今回のサイトはCMSを使用せず、PHPとCSSによる軽量な構成で構築。保守性と高速性を両立し、更新頻度や運用体制に応じて最適化された、静的に近い設計を採用しています。

技術的実装ポイント

• テンプレートベースの静的設計（PHP）
  コンテンツ量や更新頻度を考慮し、動的CMSではなくPHPによるテンプレート分割構成を採用。ヘッダー・フッター・ナビゲーションなどの共通パーツを分離し、全体の保守性・管理性を高めました。開発者視点での編集効率を優先しながら、将来的な機能追加にも耐えうる柔軟な設計としています。

• 軽量CSSによるUI設計とパフォーマンス最適化
  Tailwind等のCSSフレームワークを用いず、手書きのプレーンCSSで構築。ビジュアルトーンは清潔感・信頼性・環境配慮を意識しつつ、コードの肥大化を避け、ページ読み込み速度を高速化。Webフォントや画像サイズの最適化、レンダリングブロックの回避など、PageSpeed Insightsにも配慮したチューニングを行いました。

• 独自実装による問い合わせフォーム
  お問い合わせフォームは、外部ライブラリやプラグインに依存せず、PHPでバリデーション・メール送信・エラー処理を全て自作。クライアント側ではJavaScriptで入力補助・エラーメッセージの即時表示を実装し、UXにも配慮。さらに、CSRF対策・不正送信防止機構も組み込み、セキュリティ面でも堅牢な構成としています。

• セキュリティと可用性への配慮
  SSL常時化、.htaccessによる基本的なアクセス制御、フォーム送信のBot対策など、静的構成でも可能な限りのサーバーサイドセキュリティ施策を実装。また、ホスティング環境やバックアップ方針にも対応し、納品後も安心して運用できる体制を整えました。

CMSに頼らない構成でありながら、企業の信頼性・事業の専門性を確実に伝えるための情報設計・UI/UX・セキュリティを丁寧に積み上げた事例です。
クライアントの運用体制に応じた最適技術の選定と実装が、本プロジェクトの最大の価値といえます。